文系女子が仮想通貨に恋をした

仮想通貨に恋した文系女子です。海外のいろんな仮想通貨を紹介しながら、ブロックチェーンの未来に夢見たいと思っています。

ブロックチェーン技術と利益の考え方

りえへいです。
 
今年最後は、ブロックチェーン技術を用いたサービスを作る組織がいかに利益を得るのかという仕組みについて、考えたことを書いておきたいと思います。
 
最近仮想通貨(トークン)を発行する組織が出している、ホワイトペーパーを読んでいます。
ホワイトペーパーというのは、要は自分たちはこれからどのようなことをやっていきたいか書かれた、事業計画書のようなものです。
いろんなサービスやプロジェクトのアイデアが詰まっていて、読むとなかなかワクワクします。
 
 
ただ、事業計画書と決定的に違うなと感じるのが、利益をどうやって生み出すのかという記述がほとんど見当たらないことです。
通常の企業であれば、プロダクトやサービスからどうやって収益を上げるかということが最重要事項です。
そこが存在しない企業というのは、あり得ません。
 
例えばメルカリのようなプラットプラットフォーム企業は、サービスへの参加者(出品者や買い手)から手数料をいただくことで収益を生んでいます。
 
一方で、ブロックチェーン技術を用いたプラットフォームでは、このような手数料は基本的に徴収せず、直接売り手と買い手を結びつけて支払いをブロックチェーン上で自動的に完結させます。
厳密には取引のための手数料がわずかにかかりますが、それは、プラットフォームを作った企業に入るわけではありません。
ブロックチェーンによる仕組みは、基本的に様々な自由なプレーヤーによって維持されており、そこに手数料は支払われることになります。
 
ではどうやってこのプラットフォームを立ち上げた組織の人たちは、利益を得るのか。
それはプラットフォームの価値を高めることで、プラットフォームで使用できるトークンの価値を高めることにあります。
 
この部分が既存の企業利益の考え方とは圧倒的に異なっており、ここの理解をどうやってうまくすればいいのか、2018年に向けた私のチャレンジです。
 
ブロックチェーンは、テクノロジーと社会科学と数学と金融とそのほか様々な要素が重なり合った生態系だとつくづく思います。
 
2017年、ブロックチェーンに出会えて楽しかった!
2018年もよろしくね。